1分コラム さぁ明日を元気に! Vol.218
「自分探し」をしたことがあるとという方、多いのではないでしょうか?
人生において自分が大切に思うことは何か?
向いている仕事は何か?
などと考えたのではないかと思います。
長期間の旅に出て、考えた方もいるのではないかと思います。
「自分を見つける!」
「本当の自分が分かる!」
というタイトルの本に、私も飛びつき、読みました。
なぜ、「自分探し」をしたくなるのか?
私にはその答えは分からず、忙しい毎日を送り、そしてまた「自分探し」をしたくなる繰り返しでした。
そこで思ったことは、自分には将来の明確な目標がないということでした。
“本当の自分”を見つければ、問題が全て解決すると思い込んでいたように思います。
更に、いま自分探しをする人が増えているのは、
自由が拡がって、あらゆることを自分で選択しなければならないプレッシャーにさらされていることも要因としてあると思います。
この「自分探し」は自分と向き合うチャンスであり、とてもいい経験になります。
ただし、難点もあります。
1、明確な終わりがない
“暫定的な”目標を設定して、前に進むことも大切です。
2、目の前の課題への対応が疎かになる
どこかにいる理想の自分がいまの世界の外側にいるから、いま向き合っている課題に重きを置かなくてよいと考えてしまうのです。
実は、本当の自分は、もう見えている。本当にしたいこと、やっていて充実感を感じることは分かっていることが多いように思います。自分に正直に向き合うことは難しいことですが、まずは、自分の本当の声に耳を傾けてみましょう。