1分コラム さぁ明日を元気に! Vol.194
今日から、タイトルを新たに、コラムでみなさんに元気をお届けします。
仁・義・礼・智・信
人の在り方として儒教において教えられる五つの徳とされているもので、みなさんもどこかで見たことがあるのではないかと思います。
仁とは人に対する思いやり、
義とは正義の心、
礼とは文字通り礼儀、
智とは知恵、
信とは信じる心
を意味しています。
組織の中で上に立つリーダーにとっては、特に不可欠のものだとされています。
私は、これがなかなか腑に落ちなかったことを覚えています。というよりは、どこがゴールか分からず、恐らくそのゴールが分かったとしても私には達成できるものではないと愕然としたことを覚えています。そして、この五つの徳を深く考える時間もなく、現実に目の前に迫りくる案件に対処しなければならない現実がありました。
そのころ、この五つの徳を全く無視して、現実の世界で実績を残し生き残ることが目的となってしまっているような行動をしている人もいました。そんな人も短期的には幸運でうまくいくことがあるかもしれませんが、この世界は人が集っている世界です。この五つの徳を無視しては、生き残っていくことは極めて難しいと思います。
そんな時、戦国時代の武将である伊達政宗が晩年に言い残した「五常訓」という言葉を知りました。
仁に過ぎれば弱くなる。
義に過ぎれば硬くなる。
礼に過ぎればへつらいとなる。
智に過ぎれば嘘をつく。
真に過ぎれば損をする。
この言葉を知り、生き馬の目を抜くビジネスの世界という現実の世界で実績を残しながら、人としてあるべき姿を追っていく、“バランスの大切さ”を学ぶことができました。
五つの徳を目指しながらも、現実という世界から目を背けず、組織や自分のビジョン実現に向けて走り続けていきましょう!
この記事を書いた人
遠藤 直哉
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