日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.159
組織の中で、花形の部署があります。大口の得意先や、成長著しい得意先を担当したりしている部署です。大きな予算を担当し、それを達成するように求められます。大口や成長著しい得意先を担当しているからといっても本当に大変なことです。
他方、同じく売上利益をあげる部署であっても、小さな得意先や業績不振の得意先を担当する部署があります。また、売上利益を直接には稼ぎ出さないフォロー部署もあります。小さな組織においても起きますが、大きな組織になればなるほどこの部署間の比較が起きます。他の部署と比べて、自部署に奢りがでたり、反対に負い目を感じたり、嫉妬したりし始めます。同じことは、私たちの間で、常に起こっています。自分を他人と比較して奢ったり、負い目を感じたりしてしまいます。
私も多くの色々な組織でこのような感情に振り回されていた時があり、また、周りにそのように振り回されている人を多く見ました。
そんな時、「人と比較をして劣っているといっても、決して恥ずることはない。けれども、去年の自分と今年の自分とを比較して、もしも今年が劣っているとしたら、それこそ恥ずべきことである」と稀代の実業家である松下幸之助氏の言葉を知り、ハッとしました。自分の成長という視点が、いつの間にか無くなっていたことに気づきました。
自分のライバルは、去年の自分、昨日の自分なのだと教えてもらいました。
「前の自分を超え続ける」ことは、決して簡単なことではありません。毎日、悪戦苦闘しています。それでも、超えられるように努力していこうと思う毎日です。
この記事を書いた人
遠藤 直哉