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アドバイスを否定ととらえず、力に変える

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.154

発明家のトーマス・エジソンは学生の頃、このように答えたそうです。エジソンは単なる算数のことではなく、物理の世界のことを言っていたのです。宇宙の始まりは小さなものと小さなものの接触が引き金となって、爆発的な膨張により始まりました。そして、地球や太陽もつくられていきました。

私たちの組織が大きな力を発揮できるときは、この宇宙の生成過程と同じようなことが起きているのだと思います。ひとり一人の持ち味や強みが発揮されて、ひとりでは考えられなかったアイデアが生まれたり弱みをカバーしてもらったりして、組織として、ひとりの時よりも大きな成果が残せるのです。

このように“1+1を無限大”に変えていける組織になるためには、その組織のメンバー内で自分の考えを表明できる環境を組織の文化として醸成し、仕組みとして整えることが必要です。

このような文化や仕組みを醸成していく前提として、アドバイスを受け取るということを学ぶ必要があります。アドバイスを受けたときに人がとってしまう3つの型があるように思います。

一つ目は、アドバイスを受けたこと自体が許せず、相手に力いっぱい打ち返すパターンです。これでは、今後アドバイスをしてくれる人はいなくなります。

二つ目は、アドバイスを受けることを否定されたと考えて、もうそのようなことがないようにひたすら黙ってしまうパターンです。このような場合、自分を否定して攻め続けて行動することが少なくなってしまいます。

そして、三つ目は密かに一つ目のように攻撃するパターンです。一つ目と同じようなことが起きてしまいます。

アドバイスを受けたときに、これをプラスに変えていくことは、組織としてのパフォーマンスを上げていくために欠かせないことです。アドバイス=否定されたと思わないことが大切です。アドバイスをもらえた時は、自分が成長する大チャンスなのです。アドバイスをもらった時は、「だって」「そんなことないよ」などと返すのではなく、一度全てを受け止めるようにします。これは同意とは違います。まず受け止めて、少なからず乱れた心を落ち着かせてから、内容をよく吟味し同意できるかを考えて、同意できるのであれば受け入れていけばいいのです。

アドバイスしてもらえることには感謝するべきです。自分の成長のきっかけになるのですから!

 

この記事を書いた人

遠藤 直哉

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