日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.123
たくさんの魅力的な人との出会いから多くのことを学ばせてもらっています。その出会いの中で、自分の誤解に気づかせてもらったことも多くあります。その中の1つに、「自分に自信をもつこと」と「謙虚であること」は両立しないのではないかという誤解がありました。
多くの書物に、「自分に自信をもつこと」と「謙虚であること」の大切さが書いてあります。「自分に自信をもつこと」も「謙虚であること」も、とても大切なことであることは理解できましたが、この2つは両立しないのではないかと考えていました。つまり、“謙虚な人は自分に自信がない人”だと考えていました。人の話しを聞くことができる人は、自分に自信なく、人の力が必要なので話しを聞いてくれる。だから、謙虚。自分に自信がある人は、人の力を必要としない。だから、謙虚ではない。このように考えていました。
でも、たくさんの出会いの中で、私は大きな誤解をしていることに気づかせてもらいました。自分に自信があるからこそ謙虚になれる。「自分に自信をもつこと」と「謙虚であること」は両立するということを学びました。
自分に自信がある人は、自分に価値があると信じているので、人に自分の価値を認めさせようとして話し続ける必要がないのです。そして、自分に自信を持っている人は、更に自分の価値を高めようとします。そのためには自分以外の人の力が必要だと分かっているので、人の話しを聞きたくなるのだと分かりました。
では、どのようにしたら自分に自信がもてるのでしょうか。
「小さな成功を積み重ねる」ことが大切であるとよく言われます。このことによる効果は大きいと思います。ただ、これは、瞬間的なものであり、世の中には上には上がいます。成功して自信が生まれてもすぐに他人と比較をしてしまい、ネガティブな感情になってしまうことが多くあるのではないでしょうか。
「自信とは、自分の強みを活かして誰かの役に立つことができた。だから、自分はこの世界に必要とされているのだという確固たる感情だよ」と言われたことがあります。自分の強みをしっかりと把握することがいかに大切なことかに気づかされました。アメリカのとある研究所の研究によれば、自分に自信がないと悩む人のほとんどが、自分の強みが分からないのだそうです。
これからの組織には、メンバーの個性を発揮してもらうことが必要です。まず、メンバーが自分の強みに気づくことができるような“場”を作っていきましょう!
この記事を書いた人
遠藤 直哉