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雑談

自分を認め、相手の価値観を認める

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.91

人と人とをつなげるはずのSNS(交流サイト)が、人と人とを分断してしまうようになりつつあります。手軽さもあり、SNSで積極的に自分の意見を表明する人が多くなり、人と人とがつながる機会が格段に増えました。今までであれば交流できなかった人とつながることができるようになりました。

他方、自分の意見を一方的に表明し、他の意見を否定するような事件が多くなっています。米国でも、日本でも多くの事件が起き、被害者が後を絶ちません。この状況で、SNS運営会社も「意見を表明する自由」を認めるという“黙認”だけでなく、その企業としての姿勢と行動が問われる状況にすらなっています。

これらの事件の根本原因として、自分の価値観を一方的に押しつけて、相手の価値観を認めないという考えがあるのではないかと思います。

これは、SNS上だけではなく、組織内でも起きていることだと思います。私たちは、自分の価値観と違う人と出会ったときに、「この人は間違えている!」「ありえない!」というように違和感を感じて、相手を否定する行動をとってしまうことが多くあります。自分の価値観と違う人に出会ったときに、その価値観をそのまま認めて、そこから何ができるかを一緒に考えていくことが出来れば、自分にとっても相手にとっても、そして、組織にとってもプラスになっていきます。

では、どうしたら、“自分と違う価値観”を持つ相手を認めることができるのでしょうか。私は “「自分自身の価値」をそのまま認めること”が、一見遠回りのようですが、相手の価値観を認めるためのカギになると思います。自分で「自分自身の価値」を認めることができていないと、相手に認めてもらいたい感情が心を占めて、自分自身の価値観で相手を測って、判断、行動してしまうため、価値観の違う相手を認めることはできません。このような関係では、自分と相手との間に信頼関係が生まれることもありません。

そうはいっても、「自分自身の価値」を自分で認めることは、簡単なことではないかもしれません。人は、自分を甘やかしてしまう一面がありながら、一方で、厳しすぎる一面もあります。他のメンバーの多くも同じような気持ちでいるのだと思うことで、「自分自身の価値」を認めることができるかもしれませんね!

 

この記事を書いた人

遠藤 直哉

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