日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.88
「僕は毎日のようにこう自分に問いかけている。『今、僕は自分にできる一番大切なことをやっているだろうか』」Facebook共同創業者であるマーク・ザッカーバーグ氏の言葉です。
みなさんは、自分自身にこのような問いかけをしたことはありますか。この質問に毎日“Yes”と答えることができたら、とても充実した日常を過ごせているのではないでしょうか。しかし、それはとても難しく、遊んでしまったり、怠けてしまったりすることがあります。それでも、“一番大切なこと”を意識することで、日常の生活が変わるかもしれません。
同じ趣旨のことが、『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)において指摘されています。同書では、様々な事柄を“緊急性”と“重要性”のマトリックスで分類し、“緊急ではないが重要な事柄”にエネルギーを注ぐことの大切さが書かれています。このことで、高い生産性が発揮され、達成感を感じることができます。
しかし、私たちは“緊急度”を重視して、忙しくしている状態を選んでしまいがちです。業務を片付けていく時の張り切ったような心理状態を好んで選んでしまいます。この緊急中毒ともいえる状態になると、緊急という意識が心地よくなっていきます。ただ、冷静に行動を振り返ると自らの行動の”重要性“のなさにショックを受けることになります。これを避けたい心理から、絶えず忙しく振舞い続けてしまうという悪循環に陥っていくことが多くあります。
これは、個人だけでなく組織においてもいえることだと思います。組織のみんなが一生懸命働いているのに、目に見えるような成果が上がってこない。毎日、朝から晩まで忙しく働いているのに、達成感がなく疲労感だけが残るというような状態です。意識して、自分にとって、組織にとって“重要なこと”に取り組む時間を増やしていくことが大切です。
そもそも、みなさんにとって“重要なこと”とは何ですか。みなさんの所属する組織にとって”重要なこと“とは何ですか。“重要なこと”とは、みなさん一人ひとりの”ビジョン“、組織にとっての“ビジョン”です。
新型コロナウイルスの影響で働き方も大きく変わり、多くのストレスを抱えている方が多くいると思います。こんな時こそ、自分にとって“緊急ではないが重要なこと”であるビジョンをじっくり考えてみましょう!
この記事を書いた人
遠藤 直哉