日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.v 83
私たちの感情は、1日の中だけでも良くなったり悪くなったりします。
例えば、出勤のために家を出たら忘れ物に気づいた。そのため、会社に遅刻してしまい気分が悪くなる。これを会社で準備しておいてくれれば、持っていく必要はなかったのにと担当者の批判を頭の中で始める。でも、久しぶりにこの物を手にとって、懐かしく、楽しくなった。現象は何も変わっていないのに、感情は大きく移り変わります。
感情はどうしても湧いてくるものですが、ある程度、自分の「考え方」次第で、コントロールできるのではないかと思います。それによって、組織内の無駄な軋轢も軽減されるのではないかと思うことがあります。
人が他人を批判しやすい理由として、「知らないことを知ることの負担」から逃げるためということがあるそうです。自分と違う意見であったり、自分の知らない事柄を、理解することはかなりの負担になります。これを避けるために、その意見や事柄を批判してしまうということです。
もう一つの理由として、「自分は“正しい”相手は“誤り”として心地よさを味わいたい」ということがあるそうです。自分は常に正しくありたいという気持ちは、人間の本質かと思います。しかし、このような理由から相手を批判してしまうことで、その見返りとして、「誤解や衝突」を引き起こしてしまいます。
人を批判したくなる感情が起きそうなとき、ただ、そのまま批判したい感情に支配されないように、批判したくなってしまった出来事の根本的な原因は何だろうと考えることが効果的だと思います。それに気付くことができたら、それを自分の成長につなげることはできないかを考える。このような「考え方」をすることで、今より多くのことを自分の成長につなげることができ、無駄な誤解や衝突を生んでしまう批判を減らすことができると思います。
悪い感情を少しでもコントロールして毎日を充実させられるように、「考え方」を少しずつ変えていきましょう!
この記事を書いた人
遠藤 直哉