日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.78
「どうせ自分にできるわけないよ」
学生時代、学習塾や家庭教師で教えていた生徒から多く聞いた言葉です。社会人になってからも、同僚であったり、部下であったり、色々な人から聞きます。劣等感が強くあるようでした。このような言葉を聞くと、何とか前を向いて欲しくて「きっとできる!頑張ろう!」と伝えましたが、簡単には改善できませんでした。
そもそも、人の劣等感とは何なのでしょうか。そもそも劣等感とは、周囲から受ける低い評価に対する苦しみに耐えられなくなり、自らもその評価に屈することにより作られるそうです。そして、劣等感を持つことで、周囲の低い評価から自分を守るという防衛方法でもあるそうです。劣等感があると、人は無意識のうちに3種類の言動に表れるそうです。
一つ目は、「攻撃」です。自分が低い評価を受けている分野で、高い評価を受けている人に対し、批判的な言動をしてしまいます。
二つ目は、「自慢」です。これは、優越コンプレックスとも言われ、劣等感を隠すために表れる態度です。仕事で評価されない劣等感を隠すために、高学歴を自慢する場合などが該当します。
三つ目は、「不幸アピール」です。劣等感を打ち明けることで、気にしていないと思わせようとしたり、そんなことないよという慰めを求める態度です。このような言動は、普段生活をしている中でもよく見かけます。私自身もこのような言動をしているのだと思います。これは、人がみんな劣等感を抱いて生きている証拠です。
この劣等感をできるだけ少なくしていくためには、劣等感の「根本的な原因」を自覚することが大切です。あるマイナスの感情が芽生えたら、それの何が嫌なのかを探っていきます。そうすると、自分が本当に嫌だと思っていることに気づきます。そうすれば、解決方法も見えてくるかもしれません。
そして、もう一つ解決する方法として、「社会の一員であることを感じる行動をすること」です。劣等感は、他社との比較から生まれます。社会で他者と共存していく以上、必ず発生するものだとも言えます。自分が社会に貢献する行動をすることで、自分は社会の一員であり、社会にとって必要な存在であると思うことができ、“自己重要感”を取り戻すことができます。
みんなが「自分ならできるかもしれない」と思えるように、応援していきたいと思います!
この記事を書いた人
遠藤 直哉