日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.75
「Connecting the dots」スティーブ・ジョブズ氏が、2005年の米国スタンフォード大学卒業式の祝賀式で卒業生に送った有名なスピーチです。“点と点をつなげる”という意味です。
「先を見通して点をつなぐことはできない。振返ってつなぐことしかできない。だから将来何らかの形で点がつながると信じることだ。何かを信じ続けることだ。直感、運命、人生、カルマ、その他何でも。この手法が私を裏切ったことは一度もなく、そして私の人生に大きな違いをもたらした。(スピーチから抜粋)」
と述べています。
Macにスタイリッシュな要素を取り入れることができたことも、彼が以前、大学を中退したため聴講生として受けた授業があったからだそうです。
このスピーチは、個人に向けたメッセージですが、組織においても大切なのではないかと思います。組織の中にある「the dots(点)」である“人財”を大きくするという視点と、この”人財“をいかに「Connecting(つなげる)」かという視点が大切だと思います。
私たち一人ひとりが、大きな点になれるように、日々成長に向けて取り組むことが大切だと思います。一つの点が大きくなることで、自分自身の満足感や達成感にもつながり、組織にとっても貴重なものとなります。組織は、このようなメンバーの成長の機会をバックアップしていくことが必要だと思います。“強みを生かし、弱みを助け合える”ような信頼でつながった組織文化を醸成することが、最大のバックアップになるのだと思います。
このバックアップが、組織の中で多様な人材が活躍できることにつながり、組織の中に点を増やすことにもつながります。
そして、その大きくなった点、増えた点を、つないでいく。そのために、一人ひとりが自分ごととして参加する「対話」の場を作ることで、組織の力は無限に拡がっていくことができるのだと思います。
いま、やっていることに無駄なことはひとつもありません。成長していきましょう!
この記事を書いた人
遠藤 直哉