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“人財”の声に歩み寄ること

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.74

組織のあり方について、「人の作る組織にとって、言われたことしか実行しない部下は役に立たないどころか組織の命取りになる。このようなタイプの人間が増えれば増えるほど、その組織は発展していく力を失っていく」と元サッカー日本代表監督として活躍したジーコ氏は述べたそうです。瞬時の判断が要求されるサッカーのようなスポーツのグラウンドでは、逐一、監督が指示を出すことはできません。選手は、勝利に向かって、監督が描く作戦を理解して、自分で考え、力をチームの勝利に貢献させていくことが求められます。

このことは、ビジネスの現場でも私たちに求められています。組織の“ビジョン”“ミッション”“バリュー”を理解して、組織としての戦略を実現して成長していくために、自分の力を組織の成長に向けて、“自ら考えて”行動していくことが求められています。組織として、このような意識を浸透させていくことと、同時にその意識に基づいた声を丁寧に吸い上げていくことの両方が大切だと思います。

ファシリテーターが参画し、共有に向けた「対話」の機会を設けて、それを組織の中で繰り返していくことで意識は醸成されていきます。ただ、ここで終わってしまっている組織も少なからずあるように思います。意識や貢献の意欲があっても、組織の中で大きく又は小さくても声を挙げられる人がいる一方で、声を挙げることができない状況にいるメンバーもいるのです。

人は進化の中で言語を取得し、意思を発することができ、会話ができる動物です。この、会話は人と人との関係性の上に成り立っており、そこに社会的な慣習や組織内の規範やルールが制約としてのしかかっていて、声を挙げられない人が生じるのだそうです。

メンバー全員の力を結集させていくために、声を挙げやすくする場の設定、他人の話しを聞いて、理解する周りのメンバーの意識づけなどが、これからの組織には、必要になると思います。組織の中には、様々な“人財”が存在してくれています。あとは、その力が出せる環境を作っていくだけです。

誰も見たことがない未来を作っていきましょう!

 

この記事を書いた人

遠藤 直哉

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