日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.43
「笑顔で仕事ができること」
スターバックスコーヒージャパンは、手話を共有言語に採用した国内初の「サイニングストア」を国立市にオープンしました。従来、同社に在籍している聴覚に障がいのあるパートナーによる自主的な活動として、手話によるカフェやセミナーを実施してきたそうです。その中で、聴覚に障がいのあるパートナーから自主的に「自分たちが活躍する店を作りたい」という声があがり、店舗運営を実施するプログラムを何度も行い、今回の開店に至ったそうです。
同店を訪れて感じたことは、メニュー等の様々な工夫もさることながら、パートナーの方々の“笑顔”でした。声を発することは難しい状況でしたが、それを忘れるほどの笑顔が溢れていました。パートナーの方以外の店舗関係者の方々も店舗の外周を警備している警備会社の方々まで“明るい声かけと笑顔”をされていました。
なぜ、このような店舗を作り上げることができるのでしょうか。
スターバックスのHPにOur Mission and Valuesとして「人々の心を豊かで活力あるものにするために」「一人ひとりが全力を尽くし、最後まで結果に責任を持ちます」とあります。この掲げた組織の目標が、メンバーである各パートナーの“自分の目標”として理解され、それを“行動”に移すことができていることが大きな理由なのではないかと感じました。
仕事を本気で楽しめていない人が、笑顔を出すことはとても難しいということは、私たちも実感として分かります。同店のパートナーはじめ関係者の方々は、仕事を“楽しむ”ことができているのだと思います。組織の目標と個人の目標を重ねていくことの大切さを改めて感じます。
同店の店内に「みんなが自分らしくいられる場所をつくりたい」と掲示されていました。
自分が自分らしく“楽しんで”“笑顔で”仕事ができて、周りの人を笑顔にすることができたら、それによって自分もまた楽しくなります。こんなメンバーが増えれば、組織の力は強くなりますね!
この記事を書いた人
遠藤 直哉