日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.28
私たちはこれからしばらくの間、感染症の拡大を抑えながら経済活動を少しづつ再開していくということが必要になります。そのために必要なことは、免疫を持つ人を増やすことで、そのためのワクチンの開発の行方が命運を握っているそうです。
このワクチンとは、人間に備わっている免疫反応を引き出しウイルスの感染を阻むものです。米国は「オペレーション・ワープ・スピード」という新戦略を立ち上げ、ワクチンの開発期間を大幅に短縮してくようです。未知のウイルスに対抗していくために、最後の砦は“人の持っている力”で、その効果を引き出すことが最も大切であることが分かります。
実は、感染症のリスクの高さや感染症ワクチン開発の必要性については、以前から世界各国は分かっていたそうですが、危機感が低く研究開発予算を十分に割いてこなかったそうです。「今後、世界で1000万人以上を殺すなら、それはミサイルではなくウイルスだ」と米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は、かつて講演会で述べていたそうです。
このことは、「ニューノーマル(新常態)」と言われるこれからの価値観の中で、私たちの組織が存在し続けるために教訓になるのではないでしょうか。
これからの組織には、メンバーの持っている無限の潜在力を引き出してスピード感を持って組織の力に変えていく仕組みが、今後ますます必要になります。このことは、何となく分かってはいたけれど、今まで、十分に取り組んでこれなかったのではないでしょうか。
人の持つ免疫反応を引き出すものはワクチンです。
メンバーの潜在力を引き出すために必要なことは、一時的な施策を講じることとではなく、“組織のビジョンをメンバーで共有すること”です。“私たち”は、何を目指すのか、どのように社会に貢献して、存在していくのかをメンバーで共有することから始まります。それを理解できれば、メンバーの無限の潜在力が動きだします!今のこのピンチを組織力アップにつなげていきましょう!
この記事を書いた人
遠藤 直哉