日本を元気にする! 運動会屋遠藤のつぶやき Vol.6
ウイルスだけではないコロナの怖さ
コロナウイルスは感染した方の命を脅かすだけでなく、様々な問題を引き起こしています。
感染者やその家族への偏見・差別。感染を公表した関西の大学に脅迫まがいの電話があったそうです。医療従事者への差別。「自分の子どもが、バイキンと言われ、いじめに合うかもしれないという悲しみとも戦っています」という医療従事者からのメッセージが神奈川県医師会のHPで公開されたそうです。
かつて、福島第1原子力発電所の事故の際も福島県の人々にいわれのない差別の目がむけられました。
専門家によると、歴史的に、感染症が流行するたびに患者が差別されてきており、「医学的理由で距離をとる行動と人格を貶める差別は感情的に混然一体となりやすい」と指摘しています。
なぜ、差別が起きてしまうのかについて、1つ目は、自分の考えと違っていること、理解ができないことから逃れたい心理、2つ目は、病気や死などの脅威を回避しようする心理があると言われています。これは、自己保存のため避けがたいものであるようです。
では、このような差別や偏見は防げないのでしょうか?
このような問題は、“知らない”ことから起きていることも多いのではないかと思います。
上の問題では、感染症に対する知識の欠如が根底にあると思います。
同じように、組織においても、メンバーの性格、考え、意見などについて“知らない”ことから、そのメンバーと力を合わせようとは思えず、反対に、他のメンバーを自分とは異質な物として排除したい気持ちになってしまっていることがあるのではないでしょうか。
今は、オンラインを使ったコミュニケーションが中心ですが、これだけでなく、顔を合わせて直接コミュニケーションを図ることで、言葉以上のことを理解し合うことができるのではないでしょうか。これが、組織に必要な、“真の“コミュニケーションにつながっていくのだと思います。早く、その時が来てほしいですね。
この記事を書いた人
遠藤 直哉