日本を元気にする! 運動会屋遠藤のつぶやき Vol.3
心理的安全性の高い職場を作るためには、強い目的意識が必要
みなさんがよくご存じのグーグルの「プロジェクト・アリストテレス」での研究です。
●効果的なチームを成立させるための条件は何か?
その結果、重要なのは、“誰がチームのメンバーであるか”よりも“チームがどのように協力しているか”であると結論付けました。その中で、重要な影響を与える要因として『心理的安全性』が挙げられています。
心理的安全性がある組織とは、意見を否定されない“全部OKな組織”と同義で使われていないでしょうか?
心理的安全性とは「無知、無能、否定的、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だという信念」であると定義されます。
この“大丈夫だ”とは“否定されない”とは違います。むしろ、目的の達成に向けて、また大きな課題の解決に向けて、間違いを恐れず真剣に意見を言い合える。“真の”コミュニケーションが図れることではないでしょうか。
どうしたら、このような“真の”コミュニケーションが図れる組織になれるのでしょうか?そのためには、『強い目的意識の共有』が必要だと思います。特に日本人は、否定されることを嫌い、空気を読みながら言いたいことを我慢する、世界でも有数の民族であると言われます。
日本人が中心メンバーのチームで、“真の”コミュニケーションができるような心理的安全性が高いチームを作ることは、とても難しいのかもしれません。
それでも、チームが目的を達成するために、課題を解決するために心理的安全性の高いチームを作ろうとするとき、『強い目的意識』をメンバーで共有できていることが大切です。どうしても実現したい、達成したい目的をメンバーで共有できていること、これが強いチームをつくるための重要なファクターです。これが“真の”仲間には必要です。
この記事を書いた人
遠藤 直哉