日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.117
「アリとキリギリス」子供のころ読まれた方も多くいるのではないでしょうか。アリは餌を集めるために毎日あくせくと働くといったイメージですが、実はただ見ているだけの動かないアリもいるそうです。
私たちの組織づくりの参考になることはあるのでしょうか。
“働きアリの法則”とは「働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。よく働いているアリと、時々サボっている普通に働くアリとずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
よく働く2割のアリを間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2になる。よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり、2:6:2に分かれる。サボっているアリだけを集めても、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる」(wikipediaより)
人間の組織で考えると、私たちは優秀と言われる2割の人をどんどん集めればいいのではないかという考えになりがちですが、サッカーチームでフォワードばかりがいても勝てないことからも分かるように、組織という”チームとしての力”を高めることが大切です。多くのことに力をもっているような優秀と言われる人ばかりが集まると、そこに対抗意識が生まれやすく、「失敗」をより意識するようになり、「挑戦」をすることができなくなる傾向があります。その結果、自分の力が発揮できなくなってしまいます。組織としての能力を高めるためには、お互いに得意、不得意を補完し合えるようなメンバーが存在することの方が大切です。
働きアリの法則によれば、最初にサボっていた2割のアリだけを集めたときにも、その内の2割はよく働くアリになります。いま。働かないアリでも働くアリになる十分なポテンシャルがあると捉えることができると思います。私たちの組織のメンバーは、ポテンシャルは十分にあるのです。そのポテンシャルを引き出して、組織の力を高めていきましょう!
この記事を書いた人
遠藤 直哉